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LSEEDを活用するアイデアを動画でご紹介します。
マーケティング
ステップメールの開封率を上げる方法
この動画は、ステップメールの開封率を上げる方法について解説しています。
要点は以下の通りです。
- ステップメールの課題:
- ステップメールは、通常、1通目から2通目、2通目から3通目と進むにつれて、開封率が低下する傾向にあります。
- 読者の興味が最も高まるのは最初のメールを読んだ時ですが、次のメールは翌日以降に届くため、その間に興味が薄れてしまうことがあります。
- 「アクセル」方式の提案:
- この課題を解決するため、動画では「アクセル」(加速する)という方法を提案しています。
- 通常、ステップメールは毎日決まった時間に送られますが、アクセル方式では、読者が1通目のメールを読んだ後、すぐに次のメールを読みたい場合にボタンをクリックすることで、その場で2通目のメールが読めるようにします。
- これにより、本来であれば10日間かけて読まれるべき10通のメールセットを、わずか30分程度の短時間で一気に読んでもらうことが可能になります。
- アクセル方式のメリット:
- 開封率の向上: 従来のステップメールよりも、最後のメール(例: 10通目)まで読み進める読者の数が増えます。
- 販売期間の短縮: ステップメールの期間全体が短縮されます。
- 制約率(購入率)の向上: 読者が能動的に次の情報を求める行動をとるため、購入に至る確率が高まります。これは「一貫性の法則」という心理的なトリガーに基づいています。読者は、自身がこれまで取った行動(メールを読み進める行動)と一貫性のある行動(商品購入)を取ろうとする傾向があるためです。
- アクセル方式の実装方法:
- LINEでの実装: LINEはボタンを押したら次のメッセージを送るという仕組みが容易なため、最もシンプルに実現できます。
- メールでの実装:
- 海外のシステムでよく見られる方法で、メール本文中にボタンを設置し、そのボタンをクリックすることでユーザーに「タグ」を付与します。
- このタグが付いたことをトリガーとして、次のメールがシステムから自動的に送信されるように設定します。
- ActiveCampaignやConvertKitといったシステムでこのような機能が利用可能です。
- 技術的な設定としては、日付ベースのステップ配信を基準にし、「事前配信」機能を利用してタグが付与されたら配信する設定を行います。メール内のボタンには、クリックするとタグが付与される「ショートリンク」を設定します。
- 注意点:
- 読者がアクセル方式で複数のメールを短時間で読み進めた場合でも、本来のスケジュール(例: 4日目の20時に送られるはずだったメール)が保持され、突然まとめて送られるのではなく、後続のメールが適切なタイミングで配信されるようにシステムを調整する必要があります。
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